「結婚相談所に入会さえすれば結婚なんてすぐできる」人は〇割
結婚を望む独身者に「なぜ独身なのか?」と聞くと、ほとんどが「良い出会いがないから」と答えます。
だったら、ハイクオリティな出会いを提供してくれる結婚相談所に入会するのがベスト、お金をかければ絶対にいい出会いがあるはず・・・こう思っていませんか?
しかし結婚相談所に入会して結婚できる人はわずか1割と言われています。
成婚率って何よ?
結婚相談所の宣伝文句にある「成婚率〇〇%」。私たちは疑いもなく「この結婚相談所に入会している人同士で結婚した人の割合」だと思いますよね。でも大きな間違い。成婚率の定義って決まっていません。要は、各社によってバラバラなんです。他のコンサル会社が調査しているケースもあります。
例えば、「結婚の意思を交わして退会した」人の割合の場合、意思を交わしただけで本当に結婚したかどうかは不明。また会員外の人との結婚の意思を固めた人も含まれています。本人が辞めたくなって「現在交際中の方がいて結婚の意思を固めた」とうそをついて辞めた方も含まれてしまうのです。
本当は「そこの会員同士で出会った」「成婚して退会した」「結婚生活が3年以上続いている」
この3つくらいはクリアしていること定義を統一してもらいたいものです。
結婚相談所に入会して結婚できる人は1割という現実
結婚相談所に入会して成婚まで進む人は約1割と言われています。ということは逆に9割の会員は結婚できずにダラダラと婚活を続けるか退会するかどちらか。
その「成婚できる1割」に入るのはそう簡単なことではありません。
成婚できる1割の女性
一般的に女性なら20代、そこそこの容姿で人柄やコミュニケーション能力に長けており、常識・愛嬌がある。男性を立てることができ、自分もちゃんとした職業を持っている・・・
こんな女性ならわざわざ結婚相談所に入会しなくても男性が近づいてくると思いませんか?
逆にこんな優良物件が迷い込んだら「人柄に難がある?」「異常な性癖?」と思ってしまいます。
成婚できる1割の男性
そこそこの見た目、年収と学歴と社会的地位がある程度あり、清潔感がある。家事や育児に協力的。思いやりのある常識人。デートではリードしてくれる・・・。
こんな男性ならとっくにすてきな奥さんがいるでしょう。逆になぜ結婚できないのかが不思議。決定的な欠陥があるのではと勘繰ってしまいます。
男性に少し有利な結婚相談所
男性の場合、大卒以上・正社員など制限を設けています。ですから入会できる人は必然的に限られます。
一方、女性はフリーターだろうが家事手伝いだろうがOK。しかも、日本では独身男性は「独身貴族」と呼ばれるのに対し、独身女性は「負け犬」と呼ばれるほど、未婚女性に対する風当たりが強いです。ほとんどの結婚相談所は女性の会員数の方が多いと言われています。
会員の二極化がすすむ!?
約1割の人気商品にお見合い依頼が殺到し、成婚退会まで結び付きますが、残りの9割は不良在庫として倉庫のお荷物に。最終的にはそのまま破棄(自分で退会)されます。
結婚相談所所に入会さえすれば結婚できる、結婚させてくれるというのは大きな誤解。
あなたに何か強味やアドバンテージがあり、お相手を理解・許容できる器があり、自分を変えることができるのならば、入会してもいいかもしれません。