婚活業界もAI参入?相手を紹介してくれるサービスがある!
私たちが何か意思を決定するときに、AIがサポートしてくれることは多々あります。
ネットで買い物をしたときのリコメンド、ネットニュースのパーソナライズ化など。
余計なお世話だなと思うこともあれば、選択肢が多すぎるので助かる、という意見も。
最近は婚活業界にもAIが参入してきたということですが・・・
ベンチャー企業が開発した「Aill」は恋愛をナビゲートする
それぞれのプロフィールから相性のよさそうな人をAIが選考してくれます。メッセージのやり取りもAIがサポート。会話をどうやって続けたらいいか、デートに誘うタイミングはどうするかなどを助言してくれます。
それらのデータを貯めて分析し、お互いへの好感度まで出してくれるのだとか。もちろんお相手には見えません。AIは経験を積んで精度を上げていきます。
恋愛ナビゲートサービス「Aill」はこちら(2019年9月現在法人向けサービスのみ)
https://aill-navi.jp/index.html
本来、恋愛は失敗しながら学んでいくものでは?
恋愛に失敗はつきもの。その経験が次の恋愛に生きることもあります。それが経験値となって次の判断を左右します。
若者が恋愛をしなくなったと言われています。ということは、経験値が貯められないということ。だから自分の判断が正しいのかどうか、過去の経験に基づく判断ができないのだそうです。
そのため、AIに頼って恋愛のサポートをしてもらうのだとか。
恋愛経験は少ない、けれども傷つきたくない
効率よく恋愛した、失敗したくない、自分が傷つくのがイヤ。現代の若者は何でも効率よく進めたい、と思う傾向が強いです。
長くお付き合いしても別れてしまったり、結婚に至らないのであれば、それは時間とお金の無駄なのです。
だから最近はお付き合いの期間が短いまま結婚するカップルが増えています。お付き合い中のやり取りや駆け引きが面倒だし無駄と感じるのだそうです。
効率の悪い恋愛から学ぶこともたくさんあるのですが・・・
自分の判断よりもAIの判断を信じる?
恋愛の経験値が少ないから、自分の判断に自信がありません。今までは友達やきょうだいに相談していましたが、相談するのも気恥しい・・・そうなると頼るのはAIになります。
過去の二人のやり取りのデータを蓄積し、さまざまなパターンを学習しているAIに判断してもらう、ここだけ切り取って考えればとても効率のよい恋愛の仕方かもしれません。
自分の感性を信じる機会を奪ってしまうことも。
AIはデータを元にでしか判断できないのがデメリットでもあります。
人はお互いに会って話してみることで、さまざまな感情を抱きます。会話のやり取りのタイミングや話題の振り方、受け答えの仕方、笑う箇所、質問をしたい場所・・・五感をフルに使ってその人を理解しようとし、自分の感覚で、相性がよさそう、フィーリングが合いそう、と感じるものです。それが恋愛感情の第一歩となるのです。
その人の直感的なものや後から湧き上がってくる心理的なものをもっと信じてもいいのではないか、とも感じます。
もっと自分の心の中で起こる素直な感情を信じていいのではないでしょうか。AIといえども完ぺきではありません。最終的には「自分の意志」を信じましょう。