ASD(自閉スペクトラム症)の子どもの増加は、父親の高齢化が要因か?

2021.3.13 結婚や妊娠・出産に対する不安 , , , , , , , ,

ここ数年、ASDと言われる自閉スペクトラム症の子どもが増えていると言われています。その要因は父親の高齢化による可能性が高いことが、東北大学らのマウスの実験で分かったそうです。

加齢により男性の精子のDNAに変化が起きる?

前からアスペルガー症候群や自閉症などのASDは、父親の影響が強いとされてきました。原因として、加齢による精子の中のDNAが変化することでは、とのこと。
今回、東北大学で神経発生学を研究する大隈典子教授らのチームがマウス実験を行ったところによると、高齢のオスを父親に持つマウスの子どもには以下の様な特徴があることが分かりました。

〇自閉傾向のマウスと似た鳴き方をする

高齢(ヒトでいう50代程度)の父親から生まれたマウスと若い父親から生まれたマウスの鳴き方を比較したそうです。
すると、高齢の父親から生まれたマウスは鳴く頻度が減り、単純な鳴き方が増えたそうです。
これは、自閉症やアスペルガー症候群が起きるようにしたモデルマウスによく見られる鳴き方だとのことです。

〇大脳皮質が薄い

知覚や記憶をつかさどる大脳皮質の一部の厚さを調べたところ、高齢の父親から生まれたマウスは若い父親から生まれたマウスよりも薄いことが分かりました。
これは、神経細胞の減少によって大脳皮質が薄くなったと考えられます。そのため、自閉傾向が現れた可能性があるとのことです。

〇父親の精子のDNAに変化→子マウスの脳内に痕跡

若いオスの精子と高齢のオスの精子を全てDNA解析したところ、高齢のオスの精子では、神経の発生にかかわるDNAの一部に特徴的な変化がみられたとのことです。
さらにその高齢のオスから生まれたマウスの脳を解析したところ、精子で変化が起きていたDNAの中にある遺伝子が多く現れていたとのことです。
この遺伝子によって正常な脳の発達がなされなかった可能性があり、それが自閉傾向に繋がったのではと考えられます。

男性だって高齢で子どもを授かることにリスクがあるんです!

女性の場合、35歳以上を高齢出産といい、女性は30歳を過ぎると婚活市場で苦戦を強いられます。特にアラフォー独女は最初から「子どもはいらない」という男性を探さなくてはなりません。
もちろん、35歳過ぎたら誰でも100%リスクがあるわけではなく、40歳を過ぎて丈夫な子どもを授かる人もいますし、20代でリスクのある出産を経験する人もいるでしょう。ただ統計的にみると35歳以上はリスクが高いのです。

男性はのんきに「自分は50代・60代でも若い女性と結婚すれば子どもを授かることができる」と考えているようですが、そんなに安易に考えない方がいい、ということではないでしょうか。

もちろん、高齢の男性の子ども全てが障害を持って生まれるわけではありませんが、若い男性よりもリスクがあることは十分承知していなければならないでしょう。

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